タイヤのお話

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 タイヤの残溝とスリップサイン


タイヤが摩耗し、溝の深さが残り1.6mmになるとスリップサインが現れます。
運動性能が低下したり濡れた路面でスリップしやすくなるなどの危険を知らせるものです。
1.6mm以下の溝のタイヤで走ることは道路運送車両法の保安基準により違法にもなります。
新品タイヤの溝はセンター付近で約8mmです。
当たり前のようですが8mmより6mm、6mmより4mmの方が排水性能が悪くなります。
スリップサインの出る1,6mmから急に滑り出すわけではありませんので、
タイヤ交換のタイミングは、どのくらい排水性を重視しているかがポイントになります。



 危険なタイヤ


流行の激安輸入タイヤですが、残念ながら品質が悪いものもあるようです。
画像は某激安輸入タイヤですが、外傷とは思えないヒビが入っていました。
ビード部分一周にわたる深い傷で、かなり危険な状態だったと思います。
激安輸入タイヤが全てダメというわけではありませんが、こういうタイヤを見てしまうと、
タイヤ専門店の当店としては、ますます取り扱う気がなくなります。



 エクストラロード


画像のラベルのXLという表記、XL=エクストラロードという規格を意味しています。
(メーカーによっては RFD=レインフォースドと表記)
簡単に言うと内部構造を強くすることによって、より高い空気圧にすることが可能で、
同じサイズでも高い負荷能力を発揮できるという規格です。
空気圧を上げた状態で、乗り心地や摩耗が正常になるように設計されているそうです。
注意点は通常の空気圧にしてしまうと、普通のタイヤよりも負荷能力がかえって劣るという事。
このあたりの情報はあまり浸透していない気がします。
XL規格のタイヤを知らずに普通の空気圧で履いている方、結構いるのではないでしょうか?



 チェーン規制


伊香保に行ってきたのですが、関越でチェーン規制がありました。
もちろんスタッドレスを履いていたので、私たちの車はそのまま走行。
パーキングでは多くの方が一生懸命チェーンを装着していました。
慣れていない人は大変そうでしたね。
スーツがびしょびしょになっている人や、あきらかにFF車なのに後輪に撒いてる人も。。
チェーン規制後の高速道路が上の画像です。
全然雪もないし凍ってもいません。もう溶けてしまったのかもしれません。
なのでみなさん時速100kmくらいで走っています。
チェーンで100km出したことないですけど、チェーンを履いている人は、
振動で運転が大変だったのではないでしょうか?
やっぱりスタッドレスの方が便利だと実感しました。



 パンクの原因は?


スタッドレスタイヤがパンクしていて出かけられずにに困っている。
との連絡を受け、近所だったのでレンチとジャッキを積んで出動しました。
車のそばには学生が5〜6名。これからスノーボードに行きたいとのこと。
昨夜ガソリンスタンドで空気圧をみてもらった。と聞いてピンときました。
店に持ち帰ると案の定バルブの根元からエアが漏れていました。
エアを充てんすることで、エアが漏れ出してしまうことがあります。
一つはバルブコアが戻りきらずに注入口から漏れ出すケース、
もう一つはゴムバルブ本体が動かされることで根元から漏れ出すケース。
今回は後者のようです。ゴムバルブが経年劣化していました。
どちらのケースも最後に石鹸水でエア漏れチェックをすれば分かります。



 経年劣化


新車の時からスペアとして積んでいた未使用のタイヤが破裂しました。
走行中ではなく駐車中に布製カバーごと吹っ飛んだようです。
製造年を見ると12年前のタイヤでした。
日本自動車タイヤ協会の冊子によると、使用していないスペアでも、
製造後10年で交換するよう記載されています。
走行距離が少ない方や、タイヤを中古で購入した方はチェックした方が良いかもしれません。



 タイヤセパレーション


同じ車から外した同サイズのタイヤですが、下のタイヤが変形しています。
セパレーションといってタイヤの骨組みからゴムが剥がれている状態です。
原因としては空気圧不足や過荷重、または傷からの水分侵入による剥離などが考えられます。
ここまで変形すると走行中に違和感を感じると思います。
バーストの恐れがあるので、気付いたら即交換したほうがよいでしょう。



 高いタイヤと安いタイヤの違い


当店では POTENZA や REGNO や ADVAN などの高性能タイヤが良く売れます。
これらのタイヤは性能と比例してやっぱり価格も高いです。
高いタイヤと安いタイヤの違いの一つに、精度の差が挙げられると思います。
POTENZA や REGNOは精度が高く、バランサーで回してもピターっとキレイに回転します。
価格が下がると真円度も落ちますが、国産であれば一番安いものでも許容範囲内といった印象。
海外の無名メーカーのタイヤでは許容範囲を下回るものを良く見かけます。
国によって判定ラインが違うのかもしれません。



 ひび割れ


使用済みタイヤを観察するといろいろな表情が見て取れます。
画像のタイヤは溝が9割くらい残っているのに、全体に深いひびが入り交換となりました。
輸入タイヤによく見られますが、少しもったいないですね。
日本と海外の道路の粗さの違いからくる現象ではないかと分析します。
海外製は安いのですが、やっぱり日本の道路には日本のタイヤがマッチすると私は思います。



 ナットが外れない


タイヤを外す際にナットが途中で止まり、どちらにも回らなくなってしまうケースがあります。
こうなると強力な工具で車体側のボルトを折る以外にタイヤを外す方法はありません。
ボルトのごみなどを取り除くこと、適正なトルクで締めることなど予防する方法はありますが、
ボルトやナットも消耗品です。使用するうちに徐々に痛んでゆき、いつかは交換が必要となります。




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